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写真雑学71 平成とともに30年、フィルムからデジタルへ  渡辺澄晴   

写真雑学71         渡辺澄晴

平成とともに30年、フィルムからデジタルへ

 2020年、「東京オリンピック」が開催される。

私事だが、勤務していた会社の命により欧米のカメラ事情を調査するため、1962年にニューヨークに赴任した。そして2年後、1964年の「東京オリンピック」終了直後に日本へ帰国した。いまから56年前の出来事だ。滞米中、時間をみつけては記録したニューヨークの写真を銀座の富士フォトサロンで開催し、写真集「ワシントン広場の顔」を出版した。その年、日本写真協会の新人賞にノミネートされた。翌年には、プロの写真家として活動するため、三木淳氏、細江英公氏の推薦により写真界に仲間入りをした。

この頃の写真界は法人化問題で意見が別れており、結果、三木淳氏を中心とした有志が集まり平成元年(1989年)5月、日本写真作家協会(JPA)を創立した。やがてそれぞれが法人化を目指すことになり、JPAは平成22年(2010年)4月に一般社団法人となった。30周年を迎えるJPA、それは、私の人生と共にあったように感じる。

 一方で、日本写真界の広がりは、カメラ産業の発展と共にあったと言えるだろう。オリンピックを境に遡るならば、東京オリンピック当時のカメラには露出計の内蔵もなく、ピントも手動だった。報道カメラマンは、写した写真をすぐに現像・プリントをして本社に伝送(FAX)していた。現在はどうだろう、写真のデジタル化によって、ISO感度25600、レンズはズーム、露出からピンとまで全てオート、写した写真はその場で確認することができ、直ちに伝送(メール添付など)可能だ。こうした技術でアマチュアでも簡単に凝った作品作りが楽しめるようになり、フォトショップで画像処理をして作品制作をする人も多くなった。

 デジタルフォト研究会は、そんな時代の最先端を走り続けている。私はこの夏92歳になるが、これからも新しい写真創りに挑戦をしつつ、まだまだ長生きしようと思っている。少しガタがきた身体をメンテナンスしながら、、、(笑)。

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 ニューヨークにて  1963


by yumehaitatu | 2019-04-06 12:00 | 写真雑学 | Comments(0)

2019年4月研究会作品   

◇渡辺澄晴 令和
日本の歴史上で初めてとなる国書を典拠とした元号。背景の松がふさわしい。
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◇大川元一 気韻生動(きいんせいどう)
気韻生動とは絵画や文章などに生き生きとした気品や情緒があふれていることを意味します。写真は芝増上寺光摂殿にある、江戸琳派の流れを継承する岡信孝画伯の襖絵「清香天華図」です。古木の無骨な肌と対照させてみました。
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◇臼木敏夫 かぐや姫昇天
瑞雲たなびく中 明るい月の都へと・・・
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◇加藤豁子 タウンスナップ 春
2枚の画像を重ねて春の色に変えました。
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◇高橋玲子 お父さんと一緒
美術館で撮ったので余分なものが入らなくて良かったと思いました。
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◇小室光弘 眩む
スカイツリー展望台から下をみました。高所恐怖症ではないのですが思わず目が眩み、地面は波打ち周囲もぐるぐると・・そんな瞬間です。
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◇永島明 記憶の扉
記憶は心の奥底に密かに眠っており、それを呼び覚ますには扉を開けなければなりません。しかし扉にはいくつもの把手が付いていて、どの把手をつかんで開けるかでその記憶そのものが違って見えてくるようです。そんな曖昧模糊とした記憶の扉をイメージして作りました。
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◇月岡悦子 ほんのり春
梅の香が微かに匂う春らしい作品を作りたいと思いました。
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◇高張一司 うららけし
桜の開花情報を聞きながら作った作品です。
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◇堀節子 さあ行くよ
大涌谷で噴煙を撮影しておりましたら、岩の間から親子の龍の様な形が浮かび上がり直ぐに崩れて空へと登ってゆきました、まるで親が子を連れて旅立った様な、一瞬の事でしたが不思議な光景でした。
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◇飯塚勝雄 潮風に遊ぶ
美女とワンちゃんがまばゆい朝陽と潮風に遊ぶ様を描く。編集ソフトでフイルターのエッジの効果と、照明効果を使用。
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◇佐々木茂 アズマイチゲ
栃木の大柿かたくりの郷に咲いていたアズマイチゲです。Filter Forgeで油彩調にアレンジしてみました。
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◇安田達也 老樹も老眼鏡
真っすぐに立っている樹木を反時計回りに90度回転させました。
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◇小間康嗣 御陣乗太鼓
能登半島輪島で上杉軍勢に夜襲をかけた農漁民です。
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◇永田廉 まりも祭り
阿寒湖でアイヌ伝統の丸木舟に乗った「まりもを迎える儀式」に出会いました。
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◇腰高和雄 春昼(しゅんちゅう)
大岡川の桜をのんびりと、見物する一時を撮りました。
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◇長尾勝利 三輪の椿
我が家の椿を椿が舞っているイメージ画像に変形加工してみました。
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◇菅野俊雄 閃光回生
宇宙のかなた、閃光に蘇るエイリアンロボット。MB3Dで作画した画像を合成し、SF的なイメージを幻想してみました。
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◇大嶋丁未子 水中空間
原画は東京都庭園美術館で撮影、金沢21世紀美術館をイメージし水中空間をつくってみました。
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◇本山栄子 春が来た
鶴見区の馬場花木園で撮りました。
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◇戸塚文雄 海にそそぐ流れ!
夕暮れの海岸。海に向かって流れる川が蛇行して造形された水面に光の反射が加わり美しい情景を演出していました。今回は基本的な補正のみで作品にしています。
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◇曽我知克 疾走
大井競馬場でゲートイン前の状況を撮し、加工したものです。
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◇多田正司 すまし顔
河津桜とトイ・プードル犬の記念写真、リアリティをなくして縫いぐるみのようなイメージにしました。
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◇羽太皓 壁画
先月の作品に使用した壁を使い古典衣装のベトナム女性を配置、壁に描かれた「壁画」風にしてみました。
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◇知久誠 内緒だよ
雛祭りイベント本番前のひと時、楽しげにヒソヒソ話。
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◇寺村博行 冥界へ道行き
富める人も貧しき人も、美しき人も醜き人も、死ねばみな同じ ‥‥ すべてあの世。
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◇五嶋和夫 ランチタイム
三溪園の蓮池、2種の鷺が仲良く食事をしていました。
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◇金城敬子 花の雪
2枚の写真を合成しました
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◇堀田義夫 終焉の渚
渚を彷徨して拾得したものを集めて撮影した。
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◇西垣憲明  氷結まつり
北海道の阿寒湖で氷結まつりが行われており、幻想的な感じがし色彩も奇麗で感動した。
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◇渡利升秋  覗き
現代社会はあらゆる角度から覗かれている。あなたの行動も考えも。断も隙もない。
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◇形部正  港桜
横浜港山下公園にあるエドヒガンサクラは毎年3月20日過ぎには満開を迎える。満月がこの位置にあればと願い続けていたが、デジタルのお陰で遂に実現できた。
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◇宮丸哲夫  あたらしい元号
スマホで撮影
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◇飛田敏男  秘密の花園
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◇西林俊朗  ベストショットは難しい
近所の大岡川桜祭りに出かけた。川沿いにぶらぶらしていると、「写真撮ってください」と声をかけられた。色々雑談をしていると、おばあちゃんは、105歳、私が68歳、姉が84歳、間に姉と兄がいる、おばあちゃんは元気で食べることが好きで、今日も食事後に不在者投票に行ってきた、等々しゃべっていると表情が和んできたので、お持ちのコンパクトで撮ってあげた。ついでに自分のカメラでとカメラを構えると、途端に緊張して、表情が硬くなってしまった。色々声を掛けたがなかなか力が抜けない。別れの挨拶でまた和んでいい顔に。
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◇大木伊都子  ウォーターマジック
長崎ハウステンボスで撮影。目立つ空間を2枚の画像合成で埋めました。音楽に合わせて噴水と光のマジックショーがキラキラと始まりました。
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by yumehaitatu | 2019-04-04 21:00 | 19年04月例会作品 | Comments(0)