国内パソコン業界の様変わり 橋本 和成   

パソコン談義 その8 【国内パソコン業界の様変わり】

皆さんがお持ちのパソコン(PC)は国内メーカーブランドが多いと思いますが購入の際、何を基準に決めているのでしょうか。恐らく、メンテナンスサービスに期待をもって決めたと思います。近年その期待が裏切られるかも知れません。

店頭に並んでいるブランドに海外ブランドが参入しており、国内ブランドの製品も、その製造拠点が海外に移転していることは周知の通りですが、製造会社自体も変ってきています。

世界のあらゆる分野で中国資本が入り込んでいる現状ですがPCの世界でもご多聞に漏れず浸透しています。

スマホを代表とする通信機器の機能がパソコンと競合する中、この10年余りで国内PCメーカーは撤退や再編の波に曝されてきました。

2007年に日立が家庭用PCから撤退。2010年にはシャープがPCから手を引きました。2011年には中国レノボ・グループとNECが合弁会社を設立、NECブランドで製造・販売を行うようになりました。2014年ソニーも企業再生ファンドに譲渡、新会社「VAIO」を設立。2017年には富士通もPC事業に中国レノボ・グループが出資し、合弁会社ができました。

更に、今年6月シャープが東芝のPC事業を買収する計画が発表されました。シャープは2016年に経営不振から台湾・鴻海精密工業の傘下に入っており、今回、PC事業に再参入することになります。今後、東芝ブランドがどうなるのかは今のところ不明です。

パソコンの基幹部品は当初から日本以外の海外で製造され、各社はそれらを共通して使っています。製品の品質の良否は殆ど組み立ての製造管理の差にあるのが現状です。従って、ユーザーはメーカー(ブランド)に対して、デザインの好みは別として、製品の品質よりもメンテナンスサービスに期待をしているといってよいと思います。

更に、パソコンはソフトが絡む複雑な機器であり、通常の電子機器とは異なりユーザーが期待するのは単に機器の故障に対するメンテナンス以外にソフトがらみの不具合に対するメンテナンスサービスに期待しています。このソフトがらみの不具合に対して外資系のメーカーは国内では不評をかっているため経営主体が変わった後の対応が懸念されます。



by yumehaitatu | 2018-08-04 15:27 | 写真雑学 | Comments(0)

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