渡辺澄晴の写真雑学   

ライティング
半逆光ライティングによる透過照明
 ライティングは表現の手段として重要な役割があります。図らずも9月に私の作品を含め3点の月下美人の作品が出されました。この花は夜に咲く花ですからストロボか電球などの人口光を使うことになります。色のない白い花を美しくメリハリをつけるには、光の強弱による花に深みを持たせることです。つまり花に光の濃淡をつける工夫が必要になります。
 それには画のように花の裏側斜め上方からストロボまたは写真電球を使います。写真電球は青い色をした500Wのカラ-用が望ましいのですが、ホワイトバランスの調整ができるデジタルカメラでは白色光の電球でも蛍光灯でも色補正はできます。白い被写体は周囲の色に敏感に反応しますから被写体の近くに赤・青など反射の強い大きな色物を置かぬよう注意しましょう。電球はかなり熱くなります。花を傷めないように花から50センチ程度離し、シャッタ-を押すまでの作業は蛍光灯のような照明で行なってください。ストロボは図のように延長コ-ドを使います。正面からは銀レフまたは、カメラ内臓のストロボを併用します。
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 デジタルカメラの素晴らしいところは、撮影してから結果をカメラの液晶モニタ-で確認できることです。照明の角度を変え距離を変え満足するまで何度も挑戦してください。要は写真のように、透過の効果が出るように、光を裏側から強く当て、正面の露出は少なめにすることを工夫してください。月下美人に限らず光を透過する花びらを持つ花はこの照明方法が有効です。
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by yumehaitatu | 2008-10-04 21:13 | 写真雑学 | Comments(0)

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