写真雑学1   

聞くは一時の恥             渡辺澄晴
 いろいろなものが自動化してきた時代、カメラも例外ではなく、ただ押せば写る式の便利なものになりました。交換レンズもカラ-時代に即応して改良され、カメラと精巧な情報の交換を行いながら素晴らしい画像を作ってくれます。
 しかし、『いくら便利なカメラや優秀なレンズでも、すべてが万能ではありません。それらの特徴を知り、それをマスタ-してこそ・・・』
 これは、1980年にフォトア-トから出版した私の著書、《一眼レフと交換レンズ》の一文です。この本に対する宣伝文句は、新時代に挑戦する写真入門書!・写欲満点!・レンズの向こうに21世紀が見える!でした。
 その21世紀に入って8年になりました。そして写真界の現状はフイルムからデジタルに移行しています。この時期を逃しては時代から取り残される。そんな危機感に背中を押され、自称!写真雑学者?としては、その名に恥じぬよう老骨に鞭打ち、新時代のデヂタルを勉強している昨今です。
 昨年の秋、北九州のアマチュア団体から撮影指導と、写真教室に招かれました。その夜の懇親会の席で60代の男性から『先生!露出ってなんですか?』。酒に酔っての冗談ではなく、カメラを持って間もない彼にしてみれば真面目な質問だったのです。押せば写る便利なデジタルカメラでは、露出など知らなくても写真は撮れます。しかし基礎知識を知っておけば、必ず作画の手助けになります。
 よりよい作品を作るために、知らないことはお互いにどんどん聞き合いましょう。次回は作例を交えて、その露出のことに触れたいと思います。

by yumehaitatu | 2008-04-06 18:23 | 写真雑学 | Comments(0)

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