モノクロ2 渡辺澄晴   

モノクロとモノトーン
ある写真辞典によれば、モノクロ(モノクローム)はモノクロフイルム、ブラック・アンド・ホワイトフイルム、B&Wフイルムとも呼ばれ「白黒フイルムのことである」と、モノクロは白黒と定義しています。
念のため、広辞苑などでモノクロの意味を調べると「1色だけで画かれた絵画,単色画」「白黒の写真や絵画」、そしてモノトーンは、「単色画」「単一色の濃淡や明暗で表現すること」とあります。
デジタル時代の今日ではモノクロは白黒を含め、白青、白緑、白赤あるいは、黒青、黒緑、黒赤でも単色ならばモノクロと定義できます。
そして、モノクロもモノトーンも同じ意味に思えますが、あるデジタルカメラの使用説明書には、1種類の色の明暗のみで構成される白黒はモノクロと記されています。褐色のセピア色、クールなブルーはモノトーンと説明されています。
このことから、白黒以外の単色はモノトーンと、モノクロと区別して呼んだ方が分かりよいと思います。
物理的には白黒は、「すべての可視光線を一様に反射することによって目に感じられる雪のような色」が白で、その反対色の黒は「すべての可視光線を一様に反射させないことによって目に感じない色」なのです。つまり白黒は色ではなく、赤、青などの色に対し便宜上、白色、黒色と呼んでいるのです。
可視光線とは
 下図のように光はプリズムを透過すると、赤から紫の7色に分光されます。これは電磁波の中の光の波長400nm(ナノメーター)から700nmの範囲が人間の目に感じる光線で、このことを可視光線といっています。
モノクロ写真はこれら可視光の色を濃淡や明暗で表現します。それを調整するのがCC(シャープカット)フィルターなどなのです。
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by yumehaitatu | 2009-10-03 23:58 | 写真雑学 | Comments(0)

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