渡邉澄晴の写真雑学「ひとりよがり」   

ドタバタ不要
 NHKの朝の連続テレビ小説『だんだん』に引き続き、3月30日にスタートした『つばさ』も楽しみにしていました。ところが、あまりのドタバタ劇にがっかり、たまりかねて《NHKつばさ係り様》宛てに苦情の手紙を出しました。
 前略 私は横浜に住む老写真家です。早速ですが、『つばさ』について一言苦言を申し上げます。仕事で日本全国を走り回っていた私にとっては、この種のテレビ小説は、懐かしい場所が登場するので楽しみにしていました。・・・ドラマは撮影によく出かけた川越の街が舞台であり、・・大河ドラマ篤姫で好演した中村梅雀・高畑淳子の両名優がレギュラー出演とあって大いに期待していました。ところが・・・毎日がドタバタなのにがっかりしました。・・・・・草々   
《つばさ》制作スタッフからの返信
 「つばさ」へのご意見、ありがとうございます。ドタバタは不要とのご意見は真摯に受け止めたいと思います。もちろん私たちの主題はドタバタでなく、人が心に抱える「痛み」を描きたい。それも暗く悲しいドラマではなく、朝から元気の出る、笑いと涙の振り幅の大きいドラマ作りを目指しています。ドタバタと見えるのは、苦しい人生を笑い飛ばして精一杯生きる登場人物のあがきであります。ただ私たちの力量不足で、その思いが伝わらないとすれば、申しわけありません。・・今後の展開の中で、その思いが幾ばくかはお感じになれると思いますので、引き続きご覧下されば幸いです。

ひとりよがり
 視聴率の高い朝のゴールデンタイムに放映されるドラマは、それ相応に時間をかけ練り抜いて決められると思います。政府や各政党が国民の支持率を気にするように、このドラマも高い視聴率を目指して企画されたものでしょう。
 だからドタバタなどとクレ-ムをつけるのはおこがましいことで、好みに合わなければ見なければいいのです。一時は『つばさ』のテーマソングが始まると、他のチャンネルに切り替えていました。しかし、前記のような返信をいただいたので、何とかその制作意図を理解しようと、『想像力を喚起!』再び別の視線でドラマの展開を観ることにしました。
 作品の評価は見る側が決めるもの、決して一人よがりであってはならないと、自分にも言い聞かせながら、厳しい目で毎朝の『つばさ』を観察しています。
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by yumehaitatu | 2009-08-02 13:51 | 写真雑学 | Comments(0)

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